FreeBSD 8.1 上で netbeans 7.0 を用いて、C/C++ のアプリケーションを作成する方法。

/usr/local/bin/gmake を使うと良いようだ。

 なにか回避する方法があるのかもしれないが、デフォルトで設定されている /usr/bin/make を用いたのでは "-g:No such file or directory" というようなエラーがでて、うまく構築することができなかった。だが、 /usr/local/bin/gmake を用いることでこのエラーは回避できるようだった。

NetBeans が gmake を用いるように設定しなおす方法。

 というわけで、 NetBeans が /usr/local/bin/gmake を使用するように設定しなおそう。まず、NetBeans のメニューバーの「ツール」から「オプション」をクリック。そして表示された「オプション」というタイトルのついたダイアログから、「C/C++」というタグを選択。

 つぎに、このダイアログの「make コマンド:」という箇所の「/usr/bin/make」を書き換えて、「/usr/local/bin/gmake」にする。

 もしかしたら、事前に、gmake を FreeBSD にインストールしておく必要があるかもしれない。またあるいは NetBeans の設定をどうにか工夫すれば(たとえば make のオプションを細かく指定するなどで) /usr/bin/make を使用することもできるのかもしれない。

とりあえず HelloWorld というプロジェクトを作って見よう。

 せっかくなので Hello World. と出力するだけのプロジェクトを作って見ることにした。

 まずメニューバーの「ファイル」から「新規プロジェクト」をクリック。そして開いた「新規プロジェクト」というダイアログから、「カテゴリ」で「C/C++」を選択し、その右の「プロジェクト」では「C/C++アプリケーション」を選択して、「次へ >」をクリックしてみた。

「プロジェクト名」は「HelloWorld」。あとはプロジェクトの場所などは、自分の HDD 上のどこか好きな場所を指定。他の設定は、デフォルトのままにした。

 するとこんな中身の main.c ファイルが自動で生成されるので、あとは、その中身を好きなように書き換えていくだけ。

/* 
 * File:   main.c
 * Author: あなたの名前
 *
 * Created on 2011/08/18, 15:42 (現在の日付)
 */

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

/*
 * 
 */
int main(int argc, char** argv) {

    return (EXIT_SUCCESS);
}

 たとえば、このファイルの main 関数を以下のような感じに、書き換えてみた。

int main(int argc, char** argv) {
    printf("Hello world. \n");
    return (EXIT_SUCCESS);
}

 これであとは、 F6 キーを押すなり、メニューバーから「実行(R)」をクリックして、「主プロジェクトを実行」なりをクリックすれば、運が良ければコンパイルに成功して、下の「出力」というウインドウに

Hello world. 


実行成功 (合計時間: < ここには実行までに要した時間が、ミリセカンド単位で表示される >ms)

 などと表示される。うまく表示されたら、めでたしめでたし。